RECOMMENDATIONS

Queen
A Night At The Opera
2016-02-07 21:03:40

1975年

 一つのアルバムにいろんなジャンルの音楽を詰め込みまくって成功したのはビートルズとクイーンぐらいではないでしょうか?それだけでなく、緻密で重厚なギターオーケストレーションとボーカルハーモニーは他に類を見ないものです。

 彼らの作品の中でもこの「オペラ座の夜」は完成度が高く、ロックの金字塔と言えます。クイーンの特徴がすべていい形で表現できているのではないでしょうか?

 

 前述のギターオーケストレーションとボーカルハーモニーはもちろんのこと色々な試みがなされています。

 ボードビル調の「うつろな日曜日」ではボーカルの音を一度ブリキバケツに突っ込んでから録っています。

 ポップな聴き良い「マイ・ベスト・フレンド」ではエレクトリックピアノを同曲作者にしてベーシストのジョン・ディーコンが演奏しています。フレディ・マーキュリーが酷いピアノと敬遠したため、ジョンが演奏したそうです。当然ライブではグランドピアノです。

 フォークトラッド調というかスキッフル調の「'39」はデビュー以来39曲目。作者ブライアン・メイは冗談でジョン・ディーコンに弾けもしないコントラバスを弾くことを進言し、それを数日後にジョンは実現させ、ブライアンは唖然としたとか。

 「スイート・レディ」は基本的に3/4拍子でドラマーのロジャー・テイラーかなり苦労したとか。

 「シーサイド・ランデブー」はこれまたボードビル調です。特筆すべきは間奏です。すべてが声真似でクラリネットやラッパを表現しています。

 「預言者の唄」はフレディの多重録音ボーカルによる輪唱が圧巻です。アナログのテープディレイ装置で録音されているそうです。デジタルループ機能の発達で今では珍しくありませんが、当時は斬新であったに違いありません。

 美しいバラード「ラヴ・オヴ・マイ・ライフ」はもっともカバーされた曲です。おもちゃの琴が使われています。

 「キープ・グッド・カンパニー」はディキシーランドのようなおちゃらけた曲です。ウクレレ伴奏で歌われています。

 「ボヘミアン・ラプソディ」はクイーンの真骨頂、知らない人はいません。クイーンのすべての要素が含まれているます。導入のアカペラから、ロックバラード、叙情的ギターソロ、ボーカルオーケストレーション、ハードロック、余韻のあるエンディング。次から次へと「技」を繰り出してきます。

1